【農業】しろかき(代掻き)/Land preparation
私の家では家族、親戚が食べる用に小規模に米作りをしています。現在主に父親が作業していますが、除草剤の農薬を届けるために、田植前の準備をしている田んぼに行ってきました。
[公開日]2017年06月04日 日曜日
[最終更新日]2017年06月04日 日曜日
[作業日時]2017年06月03日 土曜日
目次
- 前回の米作りの作業
- 『しろかき(代掻き)』とは?
- しろかき(代掻き)の写真/Ploughing and irrigating the fields (before transplanting rice seedlings)
- 因数分解して分かったこと
前回の米作りの作業
『しろかき(代掻き)』とは?
田植え前の田んぼの整地作業のことです。それではなぜ『しろかき(代掻き)』をする必要があるのか❓なぜ田植え前の田んぼの整地作業をする必要があるのか❓
父親に聞いてみました。
父親曰く「田植えは、田んぼに水が張られた泥状態の地面に苗を植えていく。その苗を植える泥状態の面が平らでなく、例えば端は低く中央は高かったりすると、田んぼに水が均等に張られず、生育に差が出てくるため」とのことでした。
そのため、冬の間にトラクターで田んぼの地面を掘り起こし、土をほぐしておきます。その際トラクターの運転で切り返すなどして、タイヤで通った部分はどうしてもえぐられて、地面が低くなってしまいます。
そこの部分は別途スコップなどで均等になるように、別の場所から土を持ってきて、極端な凸凹にならないようにします。
田植え前なると、まず田んぼに水を張って地面を柔らかくします。その後トラクターなどで水が張られた田んぼを『しろかき(代掻き)』をして、泥状態の地面を平らにしていきます。そうすることで田んぼに水が均等に行き渡るようになります。
その後、田植えをした時にも、全ての苗に満遍なく水が行き渡り、苗の生育に差がなくなります。もし『しろかき(代掻き)』をしないと、水を張った田んぼの一部が干上がり、苗の生育が悪くなります。
また『しろかき(代掻き)』で平らになった地面に、液体の除草剤を流しておくと、満遍なく水で行き渡り、一面に草が出てこないようになるとのことです。
しろかき(代掻き)の写真/Ploughing and irrigating the fields (before transplanting rice seedlings)
農業用水の蛇口から、右側の田んぼへと水が流れていく
写真中央左側から、田んぼへと水が流れている
写真右上のオレンジ色のトラクターで、水が張られた田んぼを整地している