京都さん(産)が因数分解させて頂きます。

京都で生まれ育った京都産の私が、日々の生活の情報を記載するブログです。

今日の京は寒いです。

暖房を付けずに寝ると、室内でも手がかじかむくらい寒いです。

カジカンカンフージェネレーションくらい寒いです。



昨年末、私は東京から実家のある京都に戻ってきました。そして一旦は実家に住むことにしました。私の住んでいる実家は山城地域と言われる場所で、お茶で有名な宇治を含める京都府の南部地域にあります。

京都出身と言うと、どうしても有名観光地がいっぱいで伝統あるイメージの京都市内と思われがちです。「良いところですね!」とか「修学旅行で行ったことがあります」と良く言われました。

とても有り難いことですが、実際には違うのにハードルがかなり上がってしまって。。これまた誤解を避けるために、意図的に会話の時には「京都”府”出身で、寺社仏閣がたくさんある京都市内ではない」と説明し、書くときには「京都”府”」と記載していました。

これには勝手に上がってしまった相手のイメージを修正するとともに、誰も見聞きしないのに”京都市内の皆々様”に対して、実際には山城地域に住んでいる私が”京都市内出身であるかのように振る舞うのは大変おこがましい”と思ってしまうからです。特に社会人になって東京に行ってから思うようになりました。

例えるなら、「神奈川県町田市」が「東京都町田市」と”東京都様”の名を偽って名乗るようなものだと思います。違うか。。

それくらい心理的な距離がありますが、気候の面でも京都市内と山城地域は違いがあります。

東京にいるときに、私が京都出身だと言うと、「京都は盆地だから夏は暑くて、冬は寒いんだよね?」と聞かれたり、「そうなんですよ。夏は暑くて、冬は寒いんですよ」と自分でも答えたりしていました。

「夏は暑くて、冬は寒い」。これはどこの場所でも当たり前のことで、申し訳なく「まぁどこでも一緒ですけどね」とも付け加えていました。

おそらく言ってくださる方は「京都は盆地だから(他の都市よりもことさら)夏は暑くて、冬は寒いんだよね?」という意味で聞いて下さったんだと思います。

今朝目を覚ますと私の家の庭には、うっすらと雪が積もっていました。その後、午前中にも雪が少しの時間だけ降りました。ただ雪はそれくらいで、私の家のまわりの京都府山城地域では空気は冷たいものの、雪は徐々に無くなっていきました。午後4時くらいには、庭に積もっていた雪もいつも間にか完全に溶けて無くなっていました。気温は相変わらず寒く、夕方にうっすらとした雪がふわっと落ちてくる時がありました。

一方で昼間に京都市内で開催されていた全国都道府県対抗女子駅伝NHKでちらっと見てビックリしました。雪が吹雪き視界が悪く、前方も見えにくい中を選手が走っていたからです。地面にも雪が残り、道路脇には除雪された雪が積み上げられていました。

京都府は南北に長い地形になっています。北は日本海沿岸の天橋立や福知山、南は奈良と接続する内陸部になっており、京都市内中心部や山城地域は南部になります。その南部でも京都市内中心部と山城地域でも今日は大きく気候が違いました。

ちなみに、私が思う京都市内から山城地域にかけての気候の変わり目は、一つは京都市内の中での京都駅の北と南あたりが一つの境界線だと感じます。もう一つが同じく京都市伏見区を北と南に分断している宇治川あたりで気候が変わってくる気がします。


そんな京この頃です。

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